《男子 結果》
《代表内定選手 紹介》
岡慎之助選手は、岡山県出身の20歳。4歳で体操を始め、柔軟性のある美しい体操を持ち味に、15歳で世界ジュニア選手権の個人総合を制した次世代のホープです。中学を卒業したあと、アテネオリンピック男子団体金メダリストの米田功さんが監督を務める「徳洲会体操クラブ」に所属しました。しかし、おととしの全日本選手権で予選3位で決勝に進みましたが、4種目目の跳馬で着地に失敗し、右ひざの前十字じん帯を断裂して全治8か月の大けがをしました。手術後、リハビリに励みながら苦手な「つり輪」の克服に取り組み、技の難しさを示す「Dスコア」を大きく上げるなど4月の全日本選手権では得意種目の「平行棒」に加え、「つり輪」でも高得点をマークしました。
萱和磨選手は、千葉県出身の27歳。ミスの少ない安定した演技で「あん馬」や「平行棒」などの種目を得意とし、初めて出場した東京オリンピックでは、あん馬で銅メダルを獲得し、日本代表のキャプテンとして団体銀メダル獲得に大きく貢献しました。2022年のNHK杯はパリオリンピックに向け、得意の「あん馬」のほか「鉄棒」や「ゆか」の技を大幅に変え、難度の高い演技構成に挑戦しましたが4位に終わり、代表入りを逃しました。その悔しさを胸に、ことしは技の出来栄えを示す「Eスコア」にこだわって“美しく失敗しない体操”を目指したほか、最大の持ち味の安定感にさらに磨きをかけ、4月の全日本選手権で3位に入りました。
杉野正尭選手は、三重県出身の25歳。6歳で体操を始め、体操の強豪・鯖江高校からアテネオリンピックの団体金メダリスト、米田功さんが監督を務める「徳洲会体操クラブ」でキャプテンを務めています。1メートル70センチと体操選手の中では大柄で、ダイナミックな体操を持ち味に鉄棒とあん馬を得意種目としています。このうち鉄棒では、日本選手では、ほとんど取り組んでいないF難度の大技「ペガン」など難度の高い技をこなし、2022年の全日本シニア選手権では、個人総合で優勝しました。4月の全日本選手権でも鉄棒で全体トップ、あん馬で3位に入るなど、スペシャリストとして力を発揮していました。3年前、東京オリンピックの代表入りをあと一歩のところで逃し、初のオリンピック出場を目指していました。
谷川航選手は、千葉県出身の27歳。小学1年生の時に体操を始め、抜群の跳躍力と着地の正確さでゆかと跳馬を得意としています。高校3年生だった2014年に全日本種目別選手権のゆかで3位に入り、2年後の同じ大会では跳馬で優勝しました。2017年に初めて世界選手権の代表に選ばれると、その後、3年連続で代表に選ばれました。東京オリンピックの団体では、跳馬で世界最高難度の大技「リ・セグァン2」を決めて15点台の高得点をマークするなど、日本の銀メダル獲得に貢献しました。おととしの世界選手権では、個人総合の6種目すべてで大きなミスのない安定感のある演技を見せて銅メダルを獲得しました。弟の翔選手とともに出場した去年のアジア大会では、種目別の「跳馬」で日本勢で45年ぶりとなる金メダルを獲得していました。
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