大正4年に始まった「高校相撲金沢大会」はことしで108回目を迎え、金沢市の卯辰山相撲場には全国の66校から高校生力士が参加しました。

石川県内からは10校が参加し、能登半島地震で大きな被害が出た奥能登地域の珠洲市と能登町からも2校が出場しました。

このうち珠洲市の飯田高校は地震の影響で学校の土俵にひびが入り、思うように練習することができない時期もあったということですが、選手たちは激しくぶつかり合い、稽古の成果を発揮していました。

被災地から参加した高校にエールを送ろうと応援席では金沢学院大学附属高校の生徒も立ち上がり、力強い声援を送っていました。

飯田高校相撲部の主将の高木幹太さんは「珠洲とか奥能登の方たちはすごく苦しい思いをしたのでその人たちに自分たちの頑張っている姿を見せて希望を感じてもらったり楽しい気持ちになったりしてほしい」と話していました。

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