大の里は今場所、大きな体を生かして前に圧力をかける相撲を持ち味にここまで一横綱二大関を破り、中日8日目の19日は三役経験者の大栄翔に勝って7勝目を挙げました。
9日目の20日は、勝ち越しをかけて同学年の24歳、平戸海と対戦します。
ともに右四つを得意とする2人は先場所、初めて対戦し、大の里が「寄り切り」で勝ちました。
上背で勝る大の里としては立ち合いからがっぷり組んで、圧力をかけながら前に攻めたいところです。
一方の平戸海は、先に左の前まわしを取ったり、もろ差しで懐に入ったりして、一気に攻めることができれば勝機が生まれます。
また、2敗で追う大関 琴櫻は、平幕の阿武咲との一番です。
こちらも過去の対戦はことし1月の初場所1回だけで、この時は琴櫻が「はたき込み」で勝ちました。
琴櫻としては、得意の四つや磨いてきた突き押しで前に圧力をかけられるか、阿武咲としては持ち前の突き押しやもろ差しからの寄りなど攻めの速さを生かせる展開に持ち込めるかが鍵となります。
このほか、大の里と並んで1敗でトップに立つ返り入幕の37歳、宝富士は、平幕の美ノ海と対戦します。
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