車いすで行われる5000mは駆け引きが重要となります。
日本の樋口政幸(45)は終始3番手あたりで安定したレース運びを見せていました。
そしてラスト1周他国の選手たちがスピードを上げ、樋口は4番手で最終コーナーを回ります。
しかし、最後100mを切ったあたりで中国選手がタイの選手ともう一人の日本勢吉田竜太(42)を巻き込み転倒。
樋口は寸前でかわし2着でゴール。
規定により今大会2位以上に与えられるパリの内定が決まるかと思いましたが、クラッシュの際巻き込まれたタイの選手から抗議があり、競技の結果再レースが決まりました。
そのため18日の結果は白紙となり23日にレースが行われます。
レーサーと呼ばれる競技用車いすを用いて行われるクラスでは選手一人一人にカスタマイズされたものを使用するため、高額なものとなります。
樋口のレーサーのホイールは自作で材料などを工夫し、他の選手の半額になっています。
高額なものでなくても競技ができるということを伝えるために「安い」ホイールで競技に挑みます。
〔今大会日本勢のメダル〕※18日時点
金:0
銀:0
銅:1
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