■世界パラ陸上競技選手権 第4日(20日、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場)
日本で初めての開催となるパラ陸上の世界選手権。T13(弱視クラス)男子100m決勝で、川上秀太(25、アスピカ)が、自身の持つ日本記録を0秒10縮める10秒70の日本新記録で銀メダルを獲得。パリパラリンピック代表に内定した。
8人で行われた男子100m決勝。初めての世界パラ陸上で川上はスタートから飛び出し50m手前で3番手につけると、残り30mを切ってグングン加速し2位でフィニッシュした。
今大会はパリパラリンピックの予選も兼ねており、104の国・地域から約1000人のアスリートが出場する。各種目2位以内に入った選手は代表に内定する。川上は自身初のパラリンピック出場となる。
■川上秀太(かわかみ・しゅうた)
1998年11月22日、福井県福井市出身の25歳。小学3年の時に交通事故で視神経を損傷し、両目の視力はともに0.1以下。右目の中心部と左目の内側半分が見えなくなる。中学から大学まで陸上部に所属し、一般の大会に出場。2020年の北信越学生陸上の100mで10秒95を記録。2021年にパラ陸上へ転向した。T13(弱視クラス)日本記録保持者。
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