■MLB ドジャース-パドレス (日本時間15日、カリフォルニア州ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム)

パドレスのダルビッシュ有(37)が15日(日本時間)、敵地での同地区、ナ・リーグ西地区1位のドジャース戦に先発。大谷翔平(29)との2度目の対戦では3打数無安打2三振、ダルビッシュは5回、92球を投げて、被安打4、奪三振2、四死球2、失点3、大谷は抑え込んだが今季初勝利とはいかなかった。

3月20日(日本時間)、韓国開催となった開幕戦では大谷と初対戦し、2打数1安打と初安打を打たれた。「ヒットを打たれた後、自分の中ではニコっとしてしまってなんだかんだ情が入ってたんだろなと(笑)」と話し、「学んでまた次につなげたいと思います」とコメントした。

2度目の対戦となった試合は2日連続で雨で試合開始が約35分遅れ、気温も約13℃と肌寒いコンディションとなった。1回、1番・M.ベッツ(31)にカウント2-2と追い込みながらスプリットをセンター前へ弾き返されヒットを許すと、迎えるは2番・大谷、1球目、真ん中低めのスイーパーでストライクを奪うが、大谷に集中してしまい1塁走者のベッツが盗塁に成功。いきなりスコアリングポジションに走者を背負った。

大谷を1-2と追い込むと最後は内角低めのカットボールで空振り三振、続く3番・F.フリーマン(34)をレフトファールフライに打ち取った。しかし、4番・W.スミス(29)には外角を攻めるが際どいコースもボールの判定。ダルビッシュは外角には厳しい主審と見極めると5番・M.マンシー(33)には高低を使い分けてショートフライ。無失点に抑えた。

ダルビッシュは2回に入ると、右打者の内角へ沈むシンカーと縦の大きな変化のナックルカーブを勝負球にシフトチェンジ。6番・T.ヘルナンデス(31)をシンカーでサードゴロ、続く7番・アウトマン(26)、8番・K.ヘルナンデス(32)はカーブで3者凡退に打ち取った。

3回、2死から大谷と2度目の対決。今度は一転、スプリット、スイーパー、スライダーと様々な球種で内角低めを攻めたが3ボール。4球目も内角低めで空振りを奪うなど、フルカウントにすると最後は外角高めのスプリットでサードフライと対角線への攻めで抑えた。

すると4回、4番・M.マチャド(31)が先制の4号ソロ、ダルビッシュを援護したがその裏、先頭の3番・フリーマンにツーベースを打たれると、4番・スミスにはセンター前へ同点タイムリー、この回に入り、カーブが抜けはじめると5番・マンシーには内角高め151キロのストレートを上手く打たれ、ライトスタンドへ勝ち越しの4号ツーラン。3連打で1対3とリードされた。

5回には1死から大谷と3度目の対戦、今度は外角攻めでカウント0-2と追い込むと内角でファールを打たせて、5球目、外角低めのカットボールで空振り三振。この試合はダルビッシュが大谷を完全に抑え込んだ。ダルビッシュは5回、92球を投げて、被安打4、奪三振2、四死球2、失点3で今季初勝利とはいかなかった。

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