ハンドボール女子のIHFパリオリンピック世界最終予選が日本時間15日、ハンガリーで行われ、女子日本代表『おりひめジャパン』は地元ハンガリー代表に28‐37で敗れ五輪出場を逃した。

世界最終予選は4チームずつ、3つのグループにより総当たりで行われ、それぞれ上位2チーム、計6チームがパリ五輪への出場権を獲得する。

日本は第1戦でスウェーデンに敗戦も、第2戦はイギリスに大勝。1勝1敗で迎えたハンガリーとの最終戦は5点差以上で勝利すればパリ五輪出場となる大一番。勝てばモントリオール大会以来48年ぶりとなる自力出場が決まる一戦だったが、試合を通じてミスが目立ち28‐37で敗れた。日本は1勝2敗の3位で大会を終え、東京五輪に続く2大会連続での五輪出場とはならなかった。

女子代表『おりひめジャパン』は去年のアジア大会で、アジア最強の韓国を大差で下し、男女通じて史上初の金メダルを獲得。その2か月後に行われた世界選手権でも格上の欧州国に勝利を収めるなど、着実に世界に通用する戦術とフィジカルを鍛え上げてきたが、あと1歩のところでパリへの切符を逃した。

キャプテンの相澤菜月(25)は試合後、日本ハンドボール協会を通じて、「日本のハンドボールをしようと臨んだゲームでしたが、自分たちのミスからハンガリーに主導権を握られたゲーム展開となりました。まだまだ課題が多く残るので日本に帰って更に強くなった日本をお見せできるように励んでいきたいと思います」とコメントした。

【トーナメント1 最終結果】
1位 ハンガリー(3勝0敗) ※パリ五輪出場権獲得
2位 スウェーデン(2勝1敗)※パリ五輪出場権獲得
3位 日本 (1勝2敗)
4位 イギリス(0勝3敗)

【日本 対戦成績】
4/12 vsスウェーデン 28‐35
4/13 vsイギリス 43‐16
4/15 vsハンガリー 28‐37

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