(25日、春季北海道高校野球大会準々決勝 旭川実1―3北海)

 昨年の春季全道大会優勝校で、昨夏の選手権に続き、今春のセンバツ大会にも出場した北海は、旭川実打線を1失点に抑え、準決勝に駒を進めた。

 試合中盤までを無失点に封じたのは、小野悠真投手。1年生にして、地区大会から全試合で先発を任されている。これまでは2イニングほどで交代することが多かったが、この試合では最長の4回1/3を投げきった。

 相手の旭川実とはゴールデンウィークの練習試合で対戦し、6イニングを投げ、8点を失ったという。「いいバッターが多いので、スライダーやスプリットも使い分けながら打ちとることを意識した」と小野投手。「きょうは毎イニング、コースを突くように投げることができた。今大会一番のでき」と満足げに話した。

 一方で夏への課題も見えたという。五回、甘めに入った球を二塁打にされ、降板した。球数は58球。「制球力が自分の強みだけど、疲れが出ると変化球が浮いてきてしまう。夏までに変化球の精度を高め、球速もアップさせたい」(鈴木優香)

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