(26日、春季近畿地区高校野球大会1回戦 須磨翔風3―1大阪学院大)
五回裏1死二、三塁。須磨翔風の1番打者、堀航太選手(2年)が打席に立った。一回にスライダーを安打にした。「今度は直球が来る」。2球目の直球を狙い中前に運んで2点を先制した。「ボールが外野へ抜けたのを見て、ほっとしました」
昨秋からレギュラーになった。秋の近畿大会では準々決勝で耐久(和歌山)に敗れ、選抜大会への出場を逃した。耐久の投手にノーヒットに抑えられ、「勝っていたら甲子園に行けたかもしれない。悔しかった」。
冬に、坂道ダッシュとマシンを使った打撃練習を繰り返した。芯に当てて強く振り抜けるよう心がけたら、ヒットが増えた。
今春から1番打者を担う。「冬の練習の成果を発揮して、成長した姿を見せることができたと思います」。試合後、笑顔を見せた。
中尾修監督も「今日のラッキーボーイ」とたたえた。(原野百々恵、森直由)
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