大坂選手は去年7月に女の子を出産したあと今シーズンからツアーに復帰していて、26日に開幕した全仏オープンで復帰後2回目となる四大大会に出場しました。

試合はことしの夏に開かれるパリオリンピックのテニスの会場と同じパリのローランギャロスで行われ、世界ランキング134位の大坂選手は、女子シングルスの1回戦で世界67位でイタリアのルチア・ブロッゼッティ選手と対戦しました。

大坂選手は第1セット、強打のショットで押して第4ゲームで最初のブレークを奪うとその後は、強烈なサーブと安定したショットで1ゲームも落とさず、第7ゲームの最後はサービスエースを決めてこのセットを6ー1で取りました。

第2セットは互いにサービスゲームをキープして迎えた第10ゲーム、大坂選手のショットにミスが続いてブレークを許し、4ー6で落としました。

第3セットは4ー0から追い上げられ、5ー5で迎えた相手のサービスの第11ゲーム、大坂選手が粘り強くボールを拾ってブレークを奪うと、続く第12ゲームも取って7ー5で取り、セットカウント2対1で勝ちました。

大坂選手が四大大会で勝利を挙げるのはツアーに復帰後初めてで、おととしの全豪オープン以来、およそ2年4か月ぶりです。

大坂なおみ「とてもいいプレーができた」

大坂なおみ選手は試合後、「本当にありがとうと言いたい。戻ってくることができて本当にうれしい。みんなの前にいられることを感謝している」と喜びを語りました。

そして試合を振り返り「うまくいった時間のあとは緊張してとてもきつい試合となったが、立て直すことができてうれしい。とてもいいプレーができたので、これを続けていきたい」と話していました。

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