■MLB ブルワーズ 10ー6 カブス(日本時間30日、ウィスコンシン州ミルウォーキー、アメリカンファミリー・フィールド)
カブスの今永昇太(30)が30日(日本時間)、敵地でのブルワーズ戦に登板し、4回1/3で降板、81球を投げて、被安打8(2本塁打)、奪三振1、四死球1、失点7、メジャー初となる1試合2被弾、メジャーワーストの7失点で防御率は0.84から1.86と悪化し、メジャートップから陥落。防御率1.75のフィリーズ・R.スアレス(28)に明け渡した。
これまで2002年に石井一久(当時ドジャース)、2014年に田中将大(当時ヤンキース)がメジャーデビューから日本人最高の6連勝を記録し、デビュー戦から快進撃を続けてきた今永もこの記録に挑んだが、7失点と炎上しメジャー初黒星を喫した。
試合後、今永は「チェンジアップがあまり決まらなかったので、それが今までの登板との違いかなと思います」と話した。悪天候で順延となり、中10日とういマウンドについては「リカバリーにも凄い良い時間になりましたし、ウェイトトレーニングも強度を上げてトレーニングも出来たので、良い10日間になったはずなんですけど、結果に繋がらなくて、まあ凄く監督の期待に応えられなくて悔しいです」と悔しさを滲ませた。
ブルワーズ打線が序盤でストレートを狙ってきたことに「高めの、僕の中でもしっかり投げ切ったボールでも対応して来ましたし、僕の中でも高めにずっと良い球が投げ続けられなかったので、ピッチングコーチにも言われましたけど、ピッチングに一貫性がなかったなと思うので、次はコンスタントに投げ続けられるように行きたいと思います」と口にし、「試合で100球投げれば、絶対にね数10球は失投はあるわけなんですけども。今までそういう失投をとらえられなかった、とらえられてこなかったんですけども、たまたま。やはり、今日はそうはさせてくれないバッターだったというところですね」とコメントした。
「今日みたいな中でも、6回3失点ぐらいでまとめられるような、そういうピッチャーにならなければいけないので。“ダメで7失点して、お手上げです”では、先発ローテーションピッチャーとしては話にならないので、今日みたいな時でも、なんとか6回3失点、やっていきたいなと思いますね」と改めて反省していた。
「もっとこれより点を取られる試合もあるかもしれませんし、今日より精神的にもっと苦しい、身体的にも苦しいのが恐らく後半戦に待っていると思うので、その為の今日の結果を、その為にしっかり反省して後半戦に臨めたら良いと思います」と今回の経験を糧に次戦へ気持ちを切り替えていた。
指揮官のC.カウンセル監督(53)は「過去の登板よりキレがありませんでした。(ブルワーズ打線は)失投を確実に打って来ました。今日は今永投手にとって良い日ではありませんでした」とコメント。大量失点後もマウンドに上がった事には「とても重要で良い事だと思います。打たれるイニングは必ずあります。今日の試合で打たれるイニングがありました。優れた投手はそこから立ち直ります」と打たれた試合の中での修正を誉めていた。
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