■バレーボールネーションズリーグ2024 女子予選ラウンド第2週 日本 3-1 中国(日本時間31日、マカオ) 

パリ五輪の切符を懸けた最後の戦い、ネーションズリーグで女子日本代表(世界ランク8位)は中国(同6位)と対戦。五輪出場権を争うアジア最大のライバル、中国にセットカウント3ー1(25-22、19‐25、25‐18、25‐17)で勝利し、通算成績を5勝2敗とした。

スタメンは主将・古賀紗理那(27)、セッター・岩崎こよみ(35)山田二千華 (24)、林琴奈(24)、石川真佑(24)、荒木彩花(22)、リベロは福留慧美(26)が起用された。

パリ五輪の出場権を獲得していないチーム同士の対決は、出だしから日本が強化してきたサーブが冴えた。山田のサービスエースが2連続で決まり、リードした日本。中盤に9-9と同点にされるも古賀のスパイクや荒木の速攻などで3連続得点と、リードを守る。リオ五輪金メダルの中国に徐々に詰め寄られたが、振り切り25‐22と第1セットを先取した。

第2セットは平均身長191.3cm(リベロ除く)の中国の高い壁が日本の前に立ちはだかった。中国のエース192cmの李 盈瑩(24)や、キャプテンの袁 心玥(27)に次々と得点を決められ追いかける展開となる。一度もリードを奪えず19⁻25で落とし、セットカウントを1‐1とした。

第3セットはスタートから中国の李に2本連続でサービスエースを決められ嫌なムードに。それでもこのセットのスタートから起用された井上愛里沙(29)が奮闘。さらに頼れるキャプテン古賀が勝負所でスパイクを決め、7連続得点とするなど流れは日本へ。その後も古賀、井上のスパイクが高確率で決まり25‐18とこのセットを奪った。

日本が王手をかけた第4セット、中国はリオ五輪MVPの朱 婷(29)を投入したが日本のリベロの福留、小島満菜美(29)の2人が相手の攻撃を好レシーブし得点につなげる。勢いに乗った日本は中盤に連続得点を挙げ一気に逃げ切り、セットカウント3⁻1。アジア最上位枠を争い世界ランクが上位の中国から大きな1勝を手にした。

日本はネーションズリーグ予選ラウンド終了時の世界ランキングが、アジア・オセアニア地域で最上位、または出場権未獲得の国のうち上位3位以内に入れば、パリ五輪の出場権を獲得する。

予選ラウンドは全16チームが12試合を戦い、上位7チーム(+開催国)がファイナルラウンド(トーナメント)に進む。日本は次戦、世界ランク11位のドミニカ共和国と日本時間6月1日に対戦する。

※世界ランキングは試合前時点

【日本の得点(上位)】
古賀 25点
井上 18点
林  13点

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