平井瑞希選手(右)と三井愛梨選手(左)

競泳の東京都選手権は、31日から3日間の日程で、東京・江東区の東京アクアティクスセンターで開催されています。

1日行われた種目のうち、女子100メートルバタフライには、ことし3月に行われたパリオリンピックの代表選考の大会でこの種目で優勝し、日本代表に内定した17歳の高校生、平井選手が出場しました。

平井選手は、自己ベストを更新する56秒台中盤のタイムを狙ってレースに臨み、前半から持ち味のスピードに乗った泳ぎでほかの選手を突き放し、2位におよそ2秒の差をつけて57秒00で優勝しました。

それでも平井選手は「目標としていたタイムに到達できなかったので、残念な結果になってしまった。前半は想定どおりだったが後半がだいぶ遅かったので、まだまだ練習が必要だと思った」と悔しさをにじませました。

また、200メートルバタフライで代表に内定している19歳の大学生、三井愛梨選手はスピード強化の一環としてこの種目に出場しました。

三井選手も自身の記録更新を狙いましたが、ラスト25メートルの伸びを欠き自己ベストからはおよそ0秒4遅れて、59秒06のタイムで2位でした。

三井選手は「最低でも自己ベストを出すことを目標にしたので、本当に悔しい気持ちだ。スピードはだいぶついてきて泳ぎの感覚もいいので、次に出場するイタリアでの大会では、オリンピックにつながるレースをしたい」と話していました。

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