DeNAの森唯斗(32)が、7日のソフトバンク戦に先発することがNPBから発表された。今季ソフトバンクから移籍した森にとって古巣との対戦となり、「1番投げたかった相手、思い切っていくだけ」と意気込んだ。

3月のオープン戦では3回を投げ、5失点と負け投手になっている。「(ソフトバンクは)みんないいバッター」だが「自分としての対策もできていて、それ通りのピッチングができれば大丈夫」と7日の登板への手応えをのぞかせた。

今季森は6試合に中継ぎとして登板し、1勝を挙げ、防御率8.00。5月8日のヤクルト戦以降は2軍での調整を重ねていた。ファームでは6試合中5試合に先発登板し、1勝1セーブ、防御率2.61をマーク。自身を振り返り「右(バッター)が課題だった」と明かし、「攻め方と相手のデータをすり合わせてやっていきたい」と移籍後初先発へ照準を合わせた。

DeNAの金曜日といえば、エース東克樹(28)が今季全10試合に先発。そのマウンドを託されたことについては、「投げられるだけで幸せ。僕にとっても、チームにとっても大事な試合、しっかりやるだけ」と謙虚に話した。

■森唯斗(もり・ゆいと)
1992年1月8日生まれ、32歳。海部高(徳島)~三菱自動車倉敷オーシャンズ~ 2013年ソフトバンクドラフト2位指名。1年目からリリーフで58試合に登板する活躍を見せ、18年にはクローザーに配置転換されると、37セーブを挙げ、最多セーブのタイトルを獲得した。翌年以降もクローザーを務め、3年連続30セーブを挙げ、ソフトバンクの4年連続日本一に貢献した。昨季から先発に転向もケガに苦しみ、6試合の登板で2勝3敗、防御率4.60と不本意なシーズンとなった。昨オフにソフトバンクを戦力外となり、DeNAへ移籍。

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