サッカーJ3・FC琉球を運営する「琉球フットボールクラブ」が8日に会見を開き、今季のチーム成績に関わらずJ2に昇格できない可能性がある現状を明らかにしました。
今シーズンのFC琉球は前節を終えてリーグ4位と好位置につけていて、J2返り咲きに向けてサポーターの期待が高まっています。
こうしたなか琉球フットボールクラブの倉林会長と柳澤社長は8日に会見を開き、来シーズン、J1クラブライセンスが取得できない可能性があると発表しました。
FC琉球がホームで使用している「たぴっく県総ひやごんスタジアム」は観客席の屋根がないなどJ1クラブライセンスに必要な条件を満たせていませんが、FC琉球は県が2017年に発表した新スタジアム構想を基に特別措置としてライセンスを得ていました。
しかし、今月末に迫る来シーズンのライセンス申請を前に先月、Jリーグから「スタジアム整備の進捗が見られず、ライセンス交付が難しい可能性がある」と伝えられたということです。
ことし9月にライセンスの判定結果が出ますが、今回取得できなければチームの成績に関わららずJ2に昇格できないことになります。
琉球フットボールクラブ・柳澤大輔社長
「スタジアムをしっかりと早く立ち上げていこうと、そういう機運醸成のためにはぜひスタジアムにも足を運んでいただき、今後のFC琉球を応援していただけるようお願いします」
県が2017年に発表したJ1規格の新スタジアム建設構想は、未だ具体的な建設計画が立っていないのが現状です。
倉林会長らはチームが置かれた現状に強い危機感を示すとともに、県などと新スタジアムの早期実現に取り組む考えを示しました。
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