「赤土の女王」の地位を不動にした。シフィオンテクは全仏テニス3連覇を達成すると、赤土に膝を突いてほえた。大会21連勝はグラフを抜き、単独4位に浮上。大会の歴史にその名を刻み「この場所が好き。来年また会いましょう」と観客に呼びかけ、喝采を浴びた。
球足が遅い赤土はラリーが多くなる。俊敏さが武器でショットの展開力も持ち味だけに好相性だ。決勝は第1セットの1―2から10ゲームを連取するなど圧倒。「感情が揺さぶられる大会になった」と声を震わせた。
今季限りでの引退を示唆する男子で全仏14度優勝のナダルが敗れた1回戦を観戦した。「伝説的な存在」と敬う赤土の王者のようにローランギャロスを庭とした。(共同)
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