高校野球で春夏9回の甲子園優勝を誇る大阪桐蔭と徳島県内のチームが対戦する「高校野球招待試合in阿南」(県高校野球連盟主催)が8日、阿南市桑野町のJAアグリあなんスタジアムで始まった。初日は、今春の選抜大会8強の阿南光など3校が挑み、阿南光が3―2で大阪桐蔭を下した。富岡西は0―5、阿南高専は0―10でそれぞれ敗れた。

 阿南光は1点を追う四回、戸田大貴選手の犠飛で同点とし、五回に福田修盛(しゅうせい)選手の適時打で勝ち越した。エース吉岡暖(はる)投手は四回までに本塁打などで2点を失ったが、その後は変化球で的を絞らせず、9奪三振で完投した。

 試合後、高橋徳(あつし)監督は「全国区のチームを相手に、苦しい展開をがまんしながら勝ち切れた」と選手たちをたたえた。

 9日は午前9時半から徳島北、午後0時半から阿南光との試合を予定。雨天時は中止の可能性がある。(吉田博行)

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