プロ野球・中日ドラゴンズのマスコットキャラクター「ドアラ」は、道産子の舌を満足させられるか――。プロ野球セ・パ交流戦にあわせ、11~16日、北海道日本ハムファイターズの本拠地「エスコンフィールドHOKKAIDO」(北海道北広島市)で、ドアラを生かした限定ドリンクやクッキーが売り出される。生誕30年を迎え、地元名古屋で人気者のドアラだが、「敵陣」での人気は果たして?

 出店するのは、名古屋の老舗お茶専門店「妙香園」と名物みそかつが人気の「矢場とん」のコラボ店舗。エスコンフィールドの担当者が、名古屋出身の縁があり、テイクアウトドリンクに力を入れる妙香園に声がかかった。

 妙香園は、北海道を代表する酪農ブランド「町村農場」の牛乳を使った「どあらドリンク」を新たに開発。濃厚なお茶のフラッペ、ほうじ茶ラテ、抹茶ラテ(いずれも税込み700円)の3種類で、エスコンフィールドのみの販売となる。

 ドラゴンズとのセ・パ交流戦がある11~13日の3日間は、ドリンクを湯船に見立てて、ドアラが温泉につかっているように見える特製パネルが付くという。

 また、自家製ほうじ茶チョコレートとアーモンドを混ぜで焼いた土産用クッキー「どあら缶cookie」(同2160円)は、外箱のデザインが北海道限定バージョンで数量限定だ。

 矢場とんは、名古屋めしとして人気のみそかつ丼(同1562円)とひれかつサンド(同1168円)で勝負する。

 今年はドアラ誕生30周年。北海道「遠征」について、妙香園の担当者は「球場での販売は初めて。名古屋の味を北海道でアピールし、ドアラ旋風を巻き起こしたい」と意気込む。(松永佳伸)

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