龍谷大平安(京都)に智弁学園(奈良)。7月7日に開幕する全国高校野球選手権秋田大会を前に、角館と新屋がそれぞれ関西の強豪と対戦する。夏に向け、両校とも意義深い実戦になる。
角館は12日、学校創立10周年記念招待試合で、全国選手権出場34回を誇る龍谷大平安を落合球場(仙北市)に迎える。県の高校野球強化支援アドバイザー前田正治さん(元日本新薬監督)の仲介で決まった。
角館の湯沢淳監督(48)は、熱血漢で知られる平安の原田英彦監督(64)に関心を寄せてきた。角館を率いて2014年の夏の甲子園に出た際も開幕戦で平安の試合を観戦した。「1球1球を大事にする野球をしていて目標になるチーム。全力でぶつかり、勝ちたい」
新屋も学校創立40周年記念事業として、2021年全国選手権準優勝の智弁学園を招いた。21日にさきがけ八橋球場(秋田市)で行われるが、関係者以外は観戦できない。
新屋の佐藤博之監督(46)が智弁の小坂将商監督と法政大の同期という縁で実現した。「甲子園に出ないと対戦できないような相手。いい試合をしたい」と佐藤監督。伊藤倫悠主将は「強いチームと試合をしてみたかった。本気で勝ちにいき、納得できる試合をしたい」と張り切っている。(隈部康弘)
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