第106回全国高校野球選手権沖縄大会(朝日新聞社、沖縄県高校野球連盟主催)の抽選会が11日、嘉手納町であり、参加60チームの組み合わせが決まった。
昨夏の甲子園大会8強の沖縄尚学は初戦で名護と戦う。春の県大会準優勝で2年ぶりの夏の甲子園大会を狙う興南は初戦で中部商―那覇の勝者と顔を合わせる。
今春の沖縄大会で初優勝を飾ったエナジックスポーツは初戦で辺土名・北部農林―首里東の勝者と対戦。3回戦で沖縄尚学と顔を合わせる可能性がある。
大会は那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇などで行われる。22日に開幕し、順調に進めば、決勝は7月21日に行われる予定だ。
沖縄大会の展望
(前年優勝校 沖縄尚学 前年参加チーム数60)
最有力は興南と見る。エース左腕の田崎颯士(りゅうと)が昨秋の故障から復調。140キロ超の切れのある直球は制球も良く、右打者の内角を厳しく突く。控えにも右腕の仲間駿らがおり、投手陣は充実。2年ぶり出場へ、鍵は打線に勢いが戻るかどうか。
今春の県大会優勝のエナジックスポーツは、エースで中心打者の古波蔵虹太の出来にかかる。ダークホースは宜野座。小技や機動力を生かした攻めと豊富な投手陣を擁して、春の県大会で4強入りした。昨夏代表の沖縄尚学は、例年は強力な投手陣の整備が夏までに間に合うかどうか。(酒瀬川亮介)
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