■バレーボールネーションズリーグ2024 女子予選ラウンド第3週 日本 3-0 韓国(12日、福岡・北九州市)
パリ五輪の切符を懸けた最後の戦い、ネーションズリーグで女子日本代表(世界ランク6位)は韓国(同38位)と対戦し、セットカウント3‐0(25‐16、25‐16、25‐23)のストレート勝ちを収めた。負ければ世界ランキングに影響するポイントを大きく失う大事な一戦に勝利し、パリ五輪出場権獲得へ、大きく前進した。通算成績は7勝2敗。
スタメンは主将・古賀紗理那(28)、セッター・岩崎こよみ(35)、山田二千華 (24)、林琴奈(24)、石川真佑(24)、荒木彩花(22)、リベロは小島満菜美(29)が起用された。
下位の韓国に負ければ大きくランキングポイントが減ってしまう日本。第1セット、序盤から古賀のバックセンター、岩崎のサービスエースで4連続得点と5‐1。さらに中盤では地元・福岡出身の荒木のブロックなどで14‐9と徐々にリードを広げる。終盤もつなぐバレーで得点を重ね、25‐16で第1セットを先取した。
第2セットは序盤で競り合うも、6連続得点で11‐5とリード。その後、2点差に詰め寄られたが石川の強打や林のスパイクで5連続得点し、17‐10と突き放した。先に20点にのせた日本はコートに入った和田由紀子(22)がすぐに得点。ミドルの山田のスパイクが決まるなど多彩な攻撃で25‐16と2セットを連取した。
王手をかけた日本は第3セットは、この試合はじめて韓国に3点のリードを許したがセッターの岩崎がアタックポイントを連続で決めるなど10‐10の同点に追いつく。再度、リードされたが終盤に追いついた日本は石川の強打が炸裂、さらに頼れるキャプテン古賀が最後決めセットカウント3‐0で勝利した。
試合後、声をガラガラに枯らした古賀は「結構きついシーンが多かったんですけどしっかりちゃんと勝てたことが良かった」と振り返った。
ストレート勝ちを収めた日本は1.01ポイントを加算。負ければ最大18.99ポイントを失う一戦を確実にものにし、アジア最上位の6位を死守した。
ネーションズリーグ予選ラウンド終了時の世界ランキングが、アジア・オセアニア地域で最上位、または出場権未獲得の国のうち上位3位以内に入れば、日本はパリ五輪の出場権を獲得する。
予選ラウンドは全16チームが12試合を戦い、上位7チーム(+開催国)がファイナルラウンド(トーナメント)に進む。日本は13日、世界ランク10位のカナダと対戦する。
※世界ランキングは試合前時点
【日本の得点(上位)】
石川 16点
古賀 15点
林 14点
岩崎 7点
【試合終了後の世界ランキング】
1位 トルコ 390.69 ※出場権獲得
2位 ブラジル 382.13 ※出場権獲得
3位 ポーランド 373.16 ※出場権獲得
4位 イタリア 364.69 上位3位以内
5位 アメリカ 348.78 ※出場権獲得
6位 日本 330.63 アジア最上位
7位 中国 329.55 上位3位以内
8位 セルビア 314.63 ※出場権獲得
9位 オランダ 300.32上位3位以内
10位 カナダ 282.55
11位 ドミニカ共和国 272.22※出場権獲得
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19位 フランス ※出場権獲得
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