パリ五輪の切符をかけた戦いが続くバレーボール女子日本代表。12日に韓国をストレートで破り世界ランキングでアジア最上位の6位を維持した。韓国戦後に眞鍋政義監督(60)が会見に臨み次戦13日は五輪出場権争いの大事な一戦となるカナダ(世界ランク10位)について「間違いなく今一番勢いがあるんですよね」と気を引き締めた。


Q.韓国戦を振り返ってどういった点がポイントだった?
眞鍋監督:
これはいつも言ってるんですけども、各セット前半やはりこのラリーポイント制だと先行逃げ切りが有利なんで、各セットの前半の入りというのを選手に口酸っぱく言っております。

Q.明日にむけて一言お願いします。
眞鍋監督:
カナダは間違いなく今一番勢いがあるんですよね。高さ、パワー、スピード、非常に明日は厳しい試合になるとは思ってます。

Q. 今日、もし負けた場合ポイントを大きく失う試合だったと思うんですけど、どんなことをチームに話して、どんなことを意識しての韓国戦に臨みましたか
眞鍋監督:
これはもう試合前に言いましたけどポイントもありますけどもやはり一戦、一戦目の前の試合に勝つと。もっと言えば、1セット1セット、1点1点の積み重ねなんで。そういった意味では多分今日は心配することないと思っていました。

Q.第3セットの途中で渡邊彩選手の投入の決め手は
眞鍋監督:
今日は3セット目ですかね、両ミドル渡辺と宮部を途中から入れましたけど、きょうあまりコンビが(セッター)岩崎と合ってなかったので、早めに変えようとは思ったんですけど、その二人も途中からではありますがよくブロックにスパイクに頑張ってくれました。

Q.ランキングとしては下位の韓国に想定してた対策と実際向こうが攻撃してきた、あるいは意識していた印象は?
眞鍋監督:
まず相手というよりかは、この日本ラウンド初戦ということで、特に今日サーブミスが多かったんですよね。エンドラインの伸びるサーブでアウトが多かったもんですから。韓国のアウトのサーブも今日は結構触ってましたので、そういった意味で少し、サーブ、サーブレシーブというところを、明日のカナダ戦では注意していきたいと思います。

Q.この福岡ラウンドが開幕し、パリ五輪が決まる試合をこの日本の福岡でやるということについて一言
眞鍋監督:
はい今日はどうでしょう。満員の中で久しぶりに選手たちが意気揚々と楽しくやっているという、そういうふうに見てましたけど。次、あと3戦、選手の後押しをしてほしいと思っております。

Q.3セット目で先に20点に到達されたが、チームの勝負強さについて
眞鍋監督:
もうこれは昨年、オリンピック予選でブラジル、トルコに惜しい試合をしながら主導権をとれなかった。特にやはり勝負強さというところを、選手たちはもう何回も言ってます。20点以降の点数の取り方、ミスを少なくっていう意味で、今日は練習の成果が出たのかなと思っております。

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