(春季東北大会1回戦 弘前聖愛3―1東北文教大山形城北)
「相手打線はストレートに強い。的を絞らせてはだめだ」
東北文教大山形城北の背番号11、佐藤充樹投手(3年)は自らに言い聞かせ、先発マウンドに上がった。チェンジアップが特に良く、五回まで1人の走者も出さない完璧な投球を見せた。
六回、先頭に初安打を許す。犠打で走者を進められ、打席に代打を迎えた。「探る感じでストレートを投げた。甘く入ってしまった」。適時打を許し、ここで降板した。
一つ悔いが残った。五回終了時点でグラウンド整備が入り、時間があいた。「より集中しなければならない」と気をつけていたのに、先頭打者に出塁を許し、失点につながったからだ。
内角に怖がらずに投げられるようになり、この日の投球も自信になった。「打者との駆け引き、捕手の要求通りに投げる投球をさらに磨きたい」(坂田達郎)
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