第106回全国高校野球選手権愛知大会(朝日新聞社、愛知県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が15日、刈谷市内であり、参加173チームの対戦相手が決まった。

 4年連続の優勝をめざす愛工大名電は、1回戦で丹羽と対戦。今春の選抜大会に出場した豊川は、愛知啓成と安城南の勝者と対戦する。

 大会は岡崎市の岡崎レッドダイヤモンドスタジアムなどで行われる。28日にパロマ瑞穂野球場(名古屋市)で開会式があり、29日から熱戦が始まる。順調に進めば決勝は7月28日に行われる予定だ。

愛知大会の展望

 (前年優勝校 愛工大名電 前年参加チーム数173)

 4連覇に挑む愛工大名電を軸とした混戦が予想される。今春の選抜大会に出場した愛工大名電は、最速144キロのエース大泉塁翔や勝負強く長打を放つ石見颯真ら、投打で力のある選手がそろう。

 ライバルの筆頭は今春の県大会で愛工大名電を破った東邦だ。188センチ94キロの投手兼捕手の高柳大治、手島慈元と強打者が多い。今春の東海大会を制した中京大中京は中井遥次郎、宮内渉吾ら複数の好投手を擁し優勝を狙う。享栄は主将の杉本純也を中心に団結力が強く、エース小山隼和の制球力が光る。豊川は、今春の選抜大会で1本塁打のモイセエフ・ニキータの打撃が好調で、投手陣の踏ん張りが鍵。中部大春日丘、日本福祉大付、至学館、シード校唯一の公立、西尾東も勝負強い。(渡辺杏果)

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