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【UEFA EURO 2024】オーストリア代表 0−1 フランス代表(日本時間6月18日/デュッセルドルフ・アレーナ)

 自慢の爆速スプリントで一気に相手ゴールに迫った。フランス代表のFWキリアン・エンバペが縦パスに反応すると一瞬で相手DF2人を置き去りにしてGKと1対1に。この絶好のチャンスでシュートをミスしてしまったが、ファンからは「まずフィニッシュにいったことが凄い」「速すぎだろw」とむしろ称賛の声が上がった。

【映像】エンバペが「圧倒的すぎる爆速スプリント」を炸裂の瞬間

 衝撃のシーンはフランスが1−0とリードして迎えた55分だった。クリアボールに反応したMFアドリアン・ラビオが自陣の左サイドで相手にプレッシャーを受けながらも、なんとか前線にロングパスを送った。

 このボールに反応したエンバペは、前方にいたオーストリア代表DFケヴィン・ダンソを自慢のスピードで後方から追い抜かすと、スライディングタックルを敢行したダンソを振り払い置き去りに。タッチが大きくなったボールに対してさらに加速すると、カバーリングに入ったもう1人のDFマクシミリアン・ヴェーバーも置き去りにし、GKパトリック・ペンツと1対1となった。

 ゴール前でフリーの状態となり絶好のチャンスだったが、当たりどころが悪かったかシュートをゴール右に外してしまう。痛恨のミスだった。

 幾多のスーパーゴールを沈めてきたエンバペだけに、ファンは落胆かと思いきや、ABEMAコメント欄では「まずフィニッシュにいったことが凄い」「普通の選手ならボールに追い付けない」「速すぎだろw」「よくシュートまで行ったな」「笑ってるし余裕あるな」と、そのスピードに驚愕する反応が多く見られた。

 エンバペはこの試合で37分に、ボックス右側をドリブルで仕掛けると、高速シザースから一瞬のスピードで縦に突破。鋭いクロスを入れて最終的に決勝点となるオウンゴールを誘発した。

 しかし、85分に空中戦の際に顔面が相手DFの肩と衝突し、鼻骨を骨折して負傷退場。フェイスマスクをつければプレー可能続行と見られるが、フランス・メディアの『RMC Sports』は、リスクは取らずオランダ代表戦(日本時間6月22日)は欠場し、ポーランド代表戦(日本時間6月26日)での復帰を目指す可能性もあるとしている。

 実は前回大会の4試合も不発で、UEFA EUROでは5試合連続ノーゴールのエンバペ。キングの初得点に期待がかかる。

(ABEMA/UEFA EURO 2024)

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