【UEFA EURO 2024】ドイツ代表5−1スコットランド代表(日本時間6月15日/ミュンヘン・フットボール・アレーナ)
【映像】選手5人の密集を切り裂く針孔スルーパスの瞬間
ドイツのベテラン司令塔が相手の守備陣を無効化するスルーパスでゴールを演出した。ドイツ代表のMFイルカイ・ギュンドアンが華麗なターンからドリブルで持ち運び斜めにスルーパスを通した。これにはファンも「そんな狭いところ見えてるの?」「パスうんま!」と脱帽の様子となった。
注目のシーンはドイツが1−0とリードして迎えた18分だった。自陣中央に位置するMFトニ・クロースからパスを受けたギュンドアンは、見事なターンで相手をかわすとそのままドリブルで持ち運ぶ。中央から右サイドへと向かうかと思いきや、左入り前方の狭いスペースへ針の穴を通すスルーパスを披露した。これに反応したFWカイ・ハヴァーツボックス内でトラップし、最後はMFジャマル・ムシアラが豪快にゴールに突き刺した。
このプレーに解説を務めた林陵平氏は「まずハヴァーツをよく見てましたよね」とギュンドアンの視野の広さに賛辞を送った。
さらにドイツブンデスリーガで長きにわたりプレーした元日本代表キャプテンの長谷部誠氏は、後半開始直後「ドイツの指導者ライセンスで一緒に講習を受けましたが、彼はサッカーIQが非常に高い。引き出しをたくさん持っていますし、日本でいうところのS級を受けていると感じるような高いレベルの話をしていましたね」とギュンドアンのサッカーIQの高さを肌で感じたエピソードを赤裸々に語った。
試合はドイツ代表がスコットランドに5−1で勝利し、見事に母国での開幕戦で白星スタートを飾った。ドイツ代表は日本時間の18日(水)の午前1時に、ハンガリーとのグループリーグ第2戦が行われる。
(ABEMA/UEFA EURO 2024)
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