第106回全国高校野球選手権鹿児島大会(朝日新聞社、鹿児島県高校野球連盟主催)の抽選会が22日、鹿児島市内であり、参加63チームの組み合わせが決まった。
昨夏の全国選手権で4強入りした神村学園は、初戦で沖永良部と鹿児島商の勝者と対戦。2年ぶりの夏の甲子園をめざす鹿児島実は初戦で大島と顔を合わせる。今春の鹿児島大会準優勝の鹿屋農は初戦で甲南と対戦する。
大会は鹿児島市の平和リース球場などで行われる。7月6日に開幕し、順調に進めば、決勝は7月27日に行われる予定だ。(宮田富士男)
鹿児島大会の展望
(前年優勝校 神村学園 前年参加チーム数64)
全国4強に進んだ昨夏のメンバーが10人残り、今春の選抜でも1勝した神村学園が優勝候補の筆頭だ。選抜で本塁打を放ち、18歳以下日本代表候補に選ばれた4番正林輝大は長打力と確実性を併せ持つ。選球眼の良い打者が多く、小技も得意で効率よく点を取る。成長著しい早瀬朔はNHK旗準決勝、決勝で完投勝ちした。
打倒神村の1番手は、春の県大会を制した鹿児島実。エース井上剣也は最速151キロの速球が持ち味。長田鉄生は粘り強さとスタミナが特徴。4番原田颯馬は長打力がある。
好投手を擁するれいめい、春の県大会で準優勝した鹿屋農も力がある。30年前の全国準優勝校・樟南は3年ぶりの夏の甲子園をめざす。(宮田富士男)
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