報告・菅野富美ディレクター
『あ、こちらエンゼルス時代の大谷選手のユニフォームを着ている方もいらっしゃいますね』
日本時間22日、ドジャー・スタジアムには、大谷選手のユニフォームを着たエンゼルスファンの姿が多く見られました。その中にはエンゼルスではなく、ドジャースの勝利を願う人も…
エンゼルスファンの2人組
『僕らは大の大谷ファン』
『結局、大谷が勝てば満足です』
古巣エンゼルスとの初対決となった大谷選手。試合前にはかつてのチームメイトたちと再会し、笑顔をみせていました。
「フリーウェーシリーズ」とも呼ばれる、ドジャースとエンゼルスの対戦。その理由は…
菅野富美ディレクター
『こちらアナハイムにあります、エンゼルスの球場です。今からロサンゼルスにある、ドジャー・スタジアムに向かって行きます』
エンゼルスタジアムを車で出発し、日本の高速道路にあたる「フリーウェー」を使って走り続けること、およそ1時間。すると…
菅野富美ディレクター
『いまドジャー・スタジアムに到着しました』
一本の高速道路で、約50キロ離れたお互いの本拠地を行き来できることから、「フリーウェーシリーズ」と呼ばれています。大谷選手は今週、ホームラン量産態勢に入り、直近5試合で4本と、絶好調のままフリーウェーシリーズを迎えました。
サタデーステーションはこのシリーズを心待ちにしていた女性と再会。エンゼルス時代からの大谷ファン、ベロニカさんです。試合前日に訪れたのはクラフトショップ。
エンゼルス時代からの大谷ファン ベロニカさん(26)
『また日本語でメッセージを書いてみようと思っています』
去年4月に取材した際に、ベロニカさんが初めて書いた日本語が「結婚して 翔平」。この求婚メッセージ入りのボードを掲げ、大胆なプロポーズ作戦をスタートさせると、ホーム開幕戦で“奇跡”が起きました。練習を終えた大谷選手がベンチに戻って来た時…
ベロニカさん(※去年4月取材)
『本当に信じられない。奇跡です。メッセージボードをふったら、彼が手をふってくれたんです』
しかし、大谷選手はその後、ドジャースに移籍し、さらに、結婚も発表。その直後に再びベロニカさんに会いに行くと…
ベロニカさん(※今年3月取材)
Q大丈夫ですか?
『平気…、何とか大丈夫です…。最初はドッキリだと思ったんです。この応援ボードにはたくさんの思い出がつまっているので、大事にしたいです』
そこで今回、ベロニカさんが新たに用意したのが、Tシャツでした。大谷選手へつづった日本語のメッセージは…「翔のためにきたよ」
ベロニカさん
『ドジャースに移籍しても応援していることを伝えたかったから。両チームとも応援しているから、エンゼルスの赤とドジャースの青を使いました』
そして日本時間22日、フリーウェーシリーズの初戦。ベロニカさんは車を自ら運転し、「フリーウェー」を使ってドジャー・スタジアムにやって来ました。メッセージを書いたシャツを着て、手の爪はエンゼルスの赤色、足の爪はドジャースの青色に塗っています。
ベロニカさん
『きのうは先頭打者ホームランを打ったから、その勢いできょうもホームランを打ってほしい』
試合が始まると、大谷選手が古巣相手に特大のホームランを放ち、ベロニカさんの期待に応えました。
ベロニカさん
『大谷がホームランを打ってくれました!立ち上がって叫びました。本当に楽しかったです。これは幸運のシャツ。次も応援に行こうかな』
(6月22日OA「サタデーステーション」)
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