公式戦133連勝中で、パリオリンピックの代表に内定しているレスリング女子53キロ級の藤波選手は、23日に地元の三重県四日市市で行われた壮行会に出席しました。

壮行会には、およそ240人が出席し、藤波選手は、出席した人たちと写真を撮ったり歓談したりして笑顔を見せていました。

そして、母校のいなべ総合学園のレスリング部の生徒からエールを送られたほか、子どもの頃に所属していた地元のレスリングクラブの子どもたちから歌が送られると、涙ぐむ場面もありました。

藤波選手は、壮行会の最後に「オリンピックには夢や力をもらったが、今度は私が与える番だと思っている。パリでマットに上がるのは私1人かもしれないが、皆さんのパワーをエネルギーに変えて、必ず金メダルを獲得するので、一緒に最高の景色を見にいきましょう」と、初めてのオリンピックに向けて力強く決意を話しました。

また、報道陣の取材に対して、藤波選手は「三重県はすごく大事な場所で、帰ってくると落ち着くし、すごくいい場所だ。子どもたちの憧れの存在となれるように、パリオリンピックでは必ず金メダルを獲得したい」と話していました。

パリオリンピックは7月26日に開幕し、レスリングは、8月5日から競技が始まります。

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