ハンガリーのブダペストで日本時間23日、スケートボード・パリ五輪予選シリーズ（OQS）の最終戦が行われ、男子ストリート決勝で東京五輪金メダルの堀米雄斗（25、三井住友DSアセットマネジメント）が合計283.01点で優勝。“落選の危機”から大逆転で2大会連続の五輪出場を決めた。

今大会は予選7位、準決勝をトップで通過した堀米は、8人で争われた決勝で優勝。各国・地域内で最大「3枠」の代表争いで、予選ランキング日本勢3位が確定した。

パリ五輪出場権を獲得するためのランキングポイント獲得期間は、2022年6月22日～2024年6月23日。オリンピック予選をかねた世界選手権などのフェーズ1（第1戦～第6戦）に加え、大きくポイントを稼げるフェーズ2のOQS上海大会（5月）とOQSブダペスト大会（今大会）の全8大会による合計ポイントで争われた。

堀米は前回の上海大会17位で予選落ちとなり、世界ランキング11位で日本勢では5番手と崖っぷちに立たされていた。

日本勢ランキングトップの14歳・小野寺吟雲が決勝進出を決め、初の五輪出場を確実としている中、同じく決勝に進んだ日本勢2番手の根附海龍（20、DC Shoes）、3番手の白井空良（22、ムラサキスポーツ）と「残り2枠」をかけ、最後の戦いが行われた。

2本のRUNを終えた時点で2位の堀米は、トリックでも難易度の高い技を決め、五輪初代王者の意地をみせて優勝。小野寺が2位、白井が3位と表彰台を独占し、根附が7位。26万ポイントを稼いだ堀米がトータルで390,110ポイント。根附の334,061ポイントを上回り、日本勢5位から逆転の3位で最後の「2枠」に滑り込んだ。

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