パリパラリンピックのボッチャの日本代表は今月17日から1週間の日程で都内で強化合宿を行い、最終日の23日は練習の様子を報道陣に公開しました。

このうち、おととしの世界選手権の個人の金メダリストで脳性まひ以外の障害のクラスの内田選手は、得意の力強いショットの精度や長い距離のボールのコントロールを入念に確認していました。

内田選手をめぐっては、去年の国際大会で障害の種類や程度が異なる選手が公平に競い合うための仕組みであるクラス分けの結果、「出場資格なし」と判定されましたが、ことし4月に行われた別の国際大会では出場が認められたことなどから、今月、新たにパリパラリンピックの代表メンバーに内定しました。

練習を終えた内田選手は、初出場となるパラリンピックに向けて「いい雰囲気で合宿ができた。いろいろなシチュエーションを想定して自分の武器の精度を高めたい。パリ大会での金メダル獲得を目指して最大限努力していきたい」と意気込みを話しました。

このほか、内田選手と同じくパラリンピック初出場となる、障害が最も重いクラスの有田正行選手と一戸彩音選手のペアは、同じクラスのペアと練習試合を行い、入念にコミュニケーションを取りながらねらいどおり白い的球に近づけるショットを決めるなど調整が順調に進んでいることをうかがわせる内容でした。

パリパラリンピックのボッチャは開会式翌日の8月29日から競技が始まります。

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