ドイツ1部リーグのフランクフルトに所属する長谷部選手は、日本時間の17日午後8時半から現地で会見を行いました。

この中で長谷部選手は流ちょうなドイツ語で「僕はシーズン終了後に現役を引退します。ただまだ現時点で終わりではありません。僕もチームも今シーズンのリーグ戦のラストスパートに集中したい」と述べて、今シーズンかぎりで現役を引退することを表明しました。

長谷部選手はミッドフィルダーやディフェンダーとして日本代表で通算114試合に出場し、たぐいまれなリーダーシップでワールドカップで2018年のロシア大会まで3大会連続でキャプテンを務めました。

その堅実なプレーやキャプテンシーはドイツでも発揮され、2014年から所属するフランクフルトでは2021年から22年にかけてのシーズンでヨーロッパリーグ制覇に貢献しました。

しかし、フランクフルトでの出場機会は減っていて、今シーズンリーグ戦でフル出場したのは2月18日に行われた堂安律選手が所属するフライブルクとの試合だけで、第29節を終えた今月13日時点で7試合の出場にとどまっていました。

長谷部誠選手とは

長谷部誠選手は静岡県藤枝市出身の40歳。

的確な状況判断と攻守両面で見せる高い戦術理解力をベースに、守備的ミッドフィルダーやセンターバックなどミッドフィルダーとディフェンダーのさまざまなポジションでプレーしてきました。

藤枝東高校を卒業したあと2002年に浦和レッズに入団し、主力としてチームのJ1制覇や、ACL=アジアチャンピオンズリーグの初優勝に貢献しました。

2008年にドイツ1部リーグのウォルフスブルクに移籍し、その後、ニュルンベルクを経て2014年からフランクフルトでプレーしています。

そして日本代表として歴代7番目に多い通算114試合に出場し、たぐいまれなリーダーシップで2010年から8年余りの間キャプテンを務めました。

2010年の南アフリカ大会、2014年のブラジル大会、2018年のロシア大会とワールドカップに3大会連続でキャプテンとして出場しました。

代表のキャプテンでの出場試合は、歴代最多の81試合を数えます。

長谷部選手はワールドカップロシア大会のあと代表からの引退を表明し、所属クラブでのプレーに専念していました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。