これは三重県鈴鹿市に本拠地を置くJFLのアトレチコ鈴鹿が発表しました。
それによりますと、去年からことしにかけてプロ39年目のシーズンをポルトガル2部リーグのオリベイレンセでプレーした三浦選手は、来月1日から期限付きで移籍するということです。
アトレチコ鈴鹿は、鈴鹿ポイントゲッターズというチーム名だったおととし、三浦選手が所属する横浜FCから期限付きで移籍して1シーズンプレーしたチームで、55歳と246日でゴールを決めてJFLの最年長得点記録を大幅に更新していました。
チームへの合流は来月2日を予定しているということです。
現在57歳、来年プロ40年目を迎える三浦選手は、Jリーグが開幕した1993年からプレーを続けるただ1人の現役選手となっています。
三浦選手はこのあと午後2時から東京・国立競技場で記者会見を開いてアトレチコ鈴鹿に移籍先を決めた理由や意気込みなどを話す予定です。
◇“カズ”三浦知良 57歳 今も現役
三浦選手は、静岡市出身の57歳。15歳の時に単身でブラジルに渡り、18歳で名門のサントスと契約しました。複数のチームを渡り歩いて1990年までブラジルでプレーし、1993年のJリーグ開幕時にはヴェルディ川崎の不動のエースとしてチームを優勝に導き、初代MVP・最優秀選手に選ばれました。
1994年にはイタリアのジェノアに期限付きで移籍し、アジアで初めてイタリア1部リーグでプレーする選手として注目されました。
そのあと再びJリーグに戻り、1999年、クロアチアに渡って1部リーグのディナモザグレブでプレーしました。
そして、Jリーグの京都サンガやヴィッセル神戸などを経て2005年から横浜FCに所属しました。横浜FCでは2016年まで20試合に出場するシーズンもありましたが、その後は、徐々に出場機会が減りました。
2021年のシーズンには浦和レッズとの試合の終了間際に途中出場し、自身が持つJ1での最年長出場記録を54歳と12日に更新しましたが、出場はこの試合だけにとどまりました。
2022年のシーズンは、横浜FCから三重県に拠点を置くJFLの鈴鹿ポイントゲッターズに期限付きで移籍し、55歳でゴールを決めてJFLの最年長得点記録を大幅に更新しました。
その後、ポルトガル2部リーグのオリベイレンセに期限付きで移籍し、2シーズン目となった2023年から2024年にかけてのシーズンはリーグ戦に5試合出場しました。
三浦選手は、JリーグでJ1とJ2のリーグ戦にあわせて575試合出場し、J1では歴代8位の通算139得点、J2でも通算24得点を記録しています。
日本代表では1990年以降、攻撃の中心として活躍し、ワールドカップには出場していませんが、通算89試合に出場し、釜本邦茂さんに次ぐ歴代2位の55得点をあげています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。