第106回全国高校野球選手権滋賀大会(朝日新聞社、滋賀県高校野球連盟主催)の抽選会が25日、栗東市内であり、参加48チームの組み合わせが決まった。

 今春の県大会で優勝した滋賀学園は初戦で守山北と対戦。夏の滋賀大会を中止を挟んで5連覇中の近江は初戦で彦根東と顔を合わせる。

 大会は大津市のマイネットスタジアム皇子山球場などで行われる。7月6日に開幕し、順調に進めば、決勝は7月27日の予定。

滋賀大会の展望

 (前年優勝校 近江 前年参加チーム数50)

 今春の県大会で初優勝した滋賀学園が総合力でリードする。堅守が売りだが、長打力がある多胡大将や岩井天史らの打線も強力。投手陣は最速140キロ超の右腕・脇本耀士(てると)や県大会決勝で近江を完封した左腕・高橋侠聖がいる。

 近江はコロナ禍で中止となった第102回大会を挟んで5連覇中。試合巧者で投手力が高い。左腕の河越大輝は安定感がある技巧派で、右腕の西山恒誠はスライダーにキレがある。

 2年生中心の八幡商は第93回以来の優勝を狙う。4番脇坂航大は強打者で投手陣も多彩。比叡山は経験豊富なエース左腕の渡辺煌多朗が中心。昨春の選抜に出た彦根総合も力がある。(仲程雄平)

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