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【UEFA EURO 2024】クロアチア代表 1−1 イタリア代表(日本時間6月25日/ライプツィヒ・アレーナ)

 アッズーリの守護神がまたもミラクルセーブを見せた。UEFA EURO 2024決勝トーナメント進出が懸かったクロアチア代表との大一番で、イタリア代表のGKジャンルイジ・ドンナルンマが鋭い反応でPKストップ。「世界最強のGKの1人」の称号に恥じない働きだった。

【映像】ドンナルンマがモドリッチのPKを完璧セーブした瞬間

“死の組”と呼ばれたUEFA EURO 2024グループB最終戦で、2位のイタリア代表は3位のクロアチア代表と対戦。スコアレスで迎えた52分、絶体絶命のピンチを迎えた。

 FWアンドレイ・クラマリッチのシュートがMFダヴィデ・フラッテージの手に当たると、VARが介入してクロアチア代表にPK判定。キッカーは“生ける伝説”ルカ・モドリッチだ。右足で蹴ったボールはグラウンダーで右サイドを突いてきた。しかし、このシュートをドンナルンマは読み切った。鋭い反応で横っ飛びすると、左手で見事に弾き出したのだ。

 そのこぼれ球を拾われてイタリア代表は二次攻撃を受け、結局はモドリッチに先制点を奪われてしまうが、その直前にもドンナルンマはFWアンテ・ブディミルの決定的なシュートを防いでもいた。

 ドンナルンマは優勝してMVPに輝いたUEFA EURO 2020でも、準決勝と決勝でPK戦を経験。今回のクロアチア戦を含めて、UEFA EURO本大会ではPK10本で決められたのがわずか4本。4本をストップし、2本が枠外シュートと、PKで無類の強さを誇る。しかもオンプレー中のセーブも、前回大会に続いて今大会も極めて安定している。

 試合は結局、90+8分にMFマッティア・ザッカーニが劇的な同点ゴールを挙げた1−1でドロー決着。イタリア代表はグループ2位で決勝トーナメント進出を決め、日本時間6月30日にはラウンド16でスイス代表と対戦する。ここでもドンナルンマのミラクルセーブに期待だ。

(ABEMA/UEFA EURO 2024)

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