第106回全国高校野球選手権宮崎大会(宮崎県高野連、朝日新聞社主催)の大会スローガンと、パンフレットの表紙画がきまった。スローガンは、宮崎学園高2年の河野真理絵さんの「夏空へ響け 君へのエール」、表紙画は佐土原高3年の服部壱心さんの作品が選ばれた。

 河野さんは昨夏、宮崎大会を制した野球部の応援で甲子園に行った。「入った瞬間からキラキラして、熱もすごくて圧倒された」。全員一丸となってエールを送ったことが印象に残っていた。

 エールという言葉を選んだのも「みんなが応援している」ことを表現するためという。「みんなすごく応援しているから、甲子園に行くことを目指して欲しい」

 佐土原高産業デザイン科の服部さんは、甲子園で響く金属バットの音を思い浮かべ、大観衆のなかでホームランの打球が大空に伸びていく構図を描いた。「こうなりたいと練習していると思うから」。空は、球児の夢や思いを虹色で表した。

 自身はバスケットボール部に所属し、ともに遅い時間まで練習する野球部には仲がいい友達もいる。高校総体では3年生が応援に来てくれた。

 「最後の大会にかける思いはわかる。実力を出し切れるようがんばって欲しい」。球場にも応援に行くつもりだ。

 県高野連の募集には、スローガン1707点、表紙画54点が寄せられた。優秀賞の受賞者は次のみなさん。(敬称略)

 【スローガン】川原友杏(延岡星雲1年)▽富元来々(日南振徳1年)▽黒木春音(高鍋1年)▽田ノ口瞬市(佐土原2年)▽安藤海(日向1年)▽橋口叶夢(宮崎第一3年)▽内枦保晏(都城商2年)▽橋本美和(延岡商1年)

 【表紙画】山元海穏(妻1年)▽谷山美心(宮崎工3年)

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