第106回全国高校野球選手権岩手大会(朝日新聞社、岩手県高野連主催)の抽選会が27日、盛岡市であり、参加59チームの組み合わせが決まった。

 昨夏の甲子園大会8強の花巻東は初戦で盛岡四―花巻農の勝者と対戦することが決まった。春の県大会準優勝の盛岡大付は江南義塾―宮古の勝者との顔合わせとなった。

 大会は、きたぎんボールパークなどで行われる。7月10日に開幕し、順調に進めば、決勝は7月25日に行われる予定だ。

岩手大会の展望

 (前年優勝校 花巻東 前年参加チーム数56)

 今春の県大会を制し、2連覇を狙う花巻東を軸に混戦が予想される。

 花巻東は昨夏の甲子園で8強入りに貢献した好投手の葛西陸と小松龍一が残る。俊足の簗田蒼汰や長打力もある藤原凛人をそろえ、総合力が高い。

 昨秋の県大会で優勝した一関学院は左腕高沢奏大と右腕小山礼莉が安定。勝負強い梅田昇希らを軸に打線は強力だ。

 公立校も注目される。盛岡三は昨夏の決勝で投げた本格派エース藤枝歳三が引っ張る。春の県大会3位の大船渡は出塁率の高い室竣也を中心に打線につながりがある。

 春の県大会準優勝の盛岡大付をはじめ、久慈、盛岡中央、盛岡一も上位進出を狙う。(藤井怜)

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