新潟市・デンカビッグスワンスタジアムで27日、陸上のパリ五輪最終選考会を兼ねた日本選手権が開幕。
2大会連続2種目での五輪出場(1500m、5000m)を狙う田中希実(24、New Balance)は、1500m予選で4分8秒16の好タイムをマークし決勝へ。優勝と参加標準記録(4分02秒50)突破で、5000mに続き2枚目のパリ切符をつかむ。
1日目は決勝が6種目行われた。女子走高跳では髙橋渚(24、センコー)が1m90の挑戦は失敗に終わったが、5月静岡国際で出した自己ベスト1m88に肉薄する1m87をマークし3連覇を達成。女子3000m障害では吉村玲美(24、CramerJapanTC)が9分45秒77で2連覇を果たした。
女子ハンマー投では日本記録保持者のマッカーサー ジョイ アイリス(24)が65m66をマーク、2位の小舘充華(染めQ)が僅差の65m63。“史上最少の3㎝差”で連覇を達成した。
男子3000m障害では青木涼真(27、Honda)が初優勝。「自分の持ち味が出せたレースだった」と振り返った青木は、8分24秒21で標準記録(8分15秒00)突破はならずも、世界陸連が定めるランキングで出場枠のターゲットナンバー(36)内に入っているため、代表の有力候補に。すでに五輪内定を決めている三浦龍司(22、SUBARU)は今大会は出場せず。
明日、2日目は女子やり投で世界女王の北口榛花(26、JAL)が出場する。
【日本選手権1日目 決勝種目結果】
■男子3000mSC
優勝:青木涼真(27、Honda)8分24秒21
■男子ハンマー投
優勝:中川達斗(25、サトウ食品新潟アルビレックスRC)72m71
■男子三段跳
優勝:安立雄斗(福岡大院2年)16m70
■女子3000mSC
優勝:吉村玲美(24、CramerJapanTC)9分45秒77
■女子ハンマー投
優勝:マッカーサー ジョイ アイリス(24)65m66
■女子走高跳
優勝:髙橋渚(24、センコー)1m87
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