(27日、第106回全国高校野球選手権北北海道大会空知地区Bブロック2回戦 滝川4―0岩見沢東)

 「岩東(がんとう)」の愛称で親しまれる岩見沢東は、3年連続の地区代表を逃した。2025年度からは岩見沢西と統合し、新設校になることが決まっている。

 部員12人で臨んだ「最後の夏」。佐藤澄士投手(3年)が「一回は緊張して硬かった」と振り返る通り、守備に乱れもあって3失点。二回にも失点したが、長嶋陽斗主将ら3年生が、失策した選手に「また、そっちに飛ぶぞ」などと、笑顔で声を掛け合って守備のリズムをつくり、三回以降は無失点に抑えた。

 長嶋主将は「自分たちの代で地区代表を逃したのは悔しいけど、『岩東』伝統の粘り強さは見せられた」と笑顔。佐藤投手は「後輩たちには新設校で新しい伝統を作ってほしい」と話した。(佐々木洋輔)

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