■プロ野球 DeNA 5×-4 巨人(延長10回)(27日・横浜スタジアム)

DeNAは今季初のサヨナラ勝利を飾り巨人戦の連敗をストップさせた。試合は1点を追う3回裏、1番・桑原将志(30)に第1号ソロ本塁打が飛び出し同点に。4回裏には6番・佐野恵太(29)が第3号2ラン本塁打を放ち3ー1。さらに5回裏、オースティン(32)の適時打で4ー1と突き放した。しかし8回表、4番手・ウィック(31)が岡本に第13号2ラン本塁打を浴びるなど3失点を喫し同点に。そのまま延長戦に入り10回裏、5番・宮﨑敏郎(35)が第6号ソロ本塁打を放ち自身4度目となるサヨナラ弾で試合を決めた。

25日(ハードオフ新潟)に行われた試合では1点を追う5回裏、宮﨑の適時打で同点に。しかし終盤7回に勝ち越しを許すとそのまま9回までに2点のリードを与えた。9回裏、オースティンに適時打が飛び出し1点差と追い上げるも反撃及ばず、敗戦となった。

この試合の先発・平良は開幕2戦目の3月30日、広島戦(横浜スタジアム)以来、3カ月ぶりの登板となった。

平良の立ち上がりは1回、巨人の先頭・丸佳浩(35)にピッチャーへの内野安打で出塁を許すと2番・吉川尚輝(29)の二ゴロの間に丸は二塁へ。得点圏に走者を背負うも3番・ヘルナンデス(29)を見逃し三振、4番・岡本和真(27)から空振り三振を奪い無失点に凌いだ。

打線はその裏、巨人の先発・井上温大(23)に対し先頭の桑原が左中間への二塁打で出塁。2番・度会隆輝(21)は左飛に倒れるも3番・オースティンの三ゴロの間に桑原は三塁へ進塁した。2死三塁と得点の好機で4番・牧秀悟(26)は右飛に打ち取られ初回に先制ならず。

直後の2回表、平良はこの回の先頭、5番・大城卓三(31)に4球目のスライダーを捉えられライトスタンドへの本塁打に。先制を許した。

1点を追う打線は2回裏、5番・宮﨑が右安打で出塁すると6番・佐野の二ゴロの間に宮﨑は二塁へ。続く7番・山本祐大(25)の打球をショートを守る門脇誠(23)が後逸。1死一、三塁とチャンスを迎えるも8番・大和(36)はサードへの併殺打に倒れこの回も好機を活かすことができなかった。

しかし3回裏、1死から1番・桑原に左中間へのソロ本塁打が飛び出し同点に追いついた。さらに4回裏、1死から5番・宮﨑が中安打で出塁。続く6番・佐野は井上の投じた2球目を振り抜きライトスタンドへ。2ラン本塁打が飛び出し勝ち越しに成功した。

5回裏には先頭の代打・京田陽太(30)が中安打で出塁。1番・桑原、2番・度会は共に一ゴロに倒れるも2死三塁から3番・オースティンにセンターへの適時二塁打が飛び出し追加点を挙げた。オースティンの16試合連続となる安打で4ー1とその差を広げた。

平良は5回86球を投げ抜き7安打4奪三振1失点の粘投を披露し、2番手・中川虎大(24)に繋いだ。中川虎は6回表、4番・岡本に左安打を放たれるも後続を打ち取り無失点に抑えた。

7回表は3番手・坂本裕哉(26)が登板し三者凡退に。しかし8回表、4番手・ウィックがマウンドに上がるも先頭の吉川に左二塁打を放たれ出塁を許すと3番・ヘルナンデスには中安打。さらに桑原のファンブルの間に1点を返された。無死一塁から迎えた4番・岡本の打球はレフトスタンドに飛び込む同点2ランに。試合は振り出しに戻った。ここでウィックはマウンドを降り、5番手・徳山壮磨(25)が登板。後続を抑え勝ち越し点を与えず。

9回表は6番手・森原康平(32)が登板し無失点に。その裏、巨人の5番手・高梨雄平(31)に対し、1死から1番・桑原がピッチャーへの内野安打で出塁、高梨の悪送球の間に二塁を陥れた。しかし後続が倒れ得点ならず、試合は延長戦へ。

10回表は7番手・京山将弥(25)が2死から5番・大城に四球を与えるも無失点に抑えた。その裏、巨人の6番手・ケラー(31)に対し1死から5番・宮﨑がレフトスタンドに飛び込むソロ本塁打を放ちサヨナラ。DeNAは今季初のサヨナラ勝利を飾った。

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