第106回全国高校野球選手権高知大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)の抽選会が29日、南国市内であり、出場23チームの組み合わせが決まった。

 今春の選抜大会に出場した第1シードの高知は7月14日の2回戦から登場。夏としては15年ぶりの甲子園出場をめざし、伊野商―室戸・嶺北・高知海洋・幡多農・清水の連合チームの勝者と対戦する。

 春の県王者で第2シードの明徳義塾は、15日の2回戦で土佐塾―安芸の勝者と、大会2連覇を狙う高知中央は同日の2回戦で高知国際―追手前の勝者とそれぞれ対戦する。

 大会は7月13日に開幕。順調に進めば、決勝は25日の予定。

高知大会の展望

(前年優勝校 高知中央 前年参加チーム数23)

 高知、明徳義塾が優勝争いをリードし、高知商が追う。

 高知は速球がいずれも140キロ超の平悠真、辻井翔大のダブルエースが健在。2年連続で選抜のマウンドを踏み、経験値が高い。

 春の県大会を制した明徳義塾は2年生左腕の池崎安侍朗が成長し、球のキレが良くなった。粘り強い左腕内山瑠唯ら3年生投手陣も多彩で、勝負強い。

 春準Vの高知商は、負傷していた身長190センチのエース岡村宝の復調が鍵。春の県大会で2打席連続本塁打を放った山下奏翔らがいる岡豊、前年優勝校で選手層の厚い高知中央にもチャンスがある。土佐、中村、土佐塾、伊野商、高知工、梼原も力を見せたい。(蜷川大介)

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