■陸上・日本選手権 最終日 男子110mハードル決勝(30日、新潟市・デンカビッグスワンスタジアム)

パリ五輪の代表選考会を兼ねた日本選手権最終日。男子110mハードル決勝で、日本記録保持者の村竹ラシッド(22、JAL)が13秒07で初優勝を果たし、パリ五輪代表に内定した。

スタートして1台目のハードルを倒した村竹。隣のレーンを走る高山峻野(29、ゼンリン)と50m付近まで競り合う展開。その後、村竹は加速し、高山を突き放し1位でフィニッシュした。

レース後インタビューに応じた村竹は「本当にホッとしています」と安堵の表情。初の五輪に向けて「パリで最高のパフォーマンスができたら」と笑顔を見せた。

村竹と同じ日本記録を持つ泉谷駿介(24、住友電工)は既にパリ五輪代表内定を決めている。村竹は昨年4月のレース中に肉離れを起こし、世界陸上出場を断念。復帰して7月のナイトゲームズ・イン福井でパリ五輪参加標準記録を突破すると、9月の日本インカレで泉谷の日本記録に並ぶ13秒04をマークした。そして昨日の準決勝では13秒14をマークし全体1位で決勝へ進んだ。

【男子110mハードル結果】(+0.2m)
優勝 村竹ラシッド 13秒07
2位  高山峻野   13秒31
3位  横地大雅   13秒39

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