日本バレーボール協会は1日、都内で会見を行い、パリ五輪を戦うバレーボール女子日本代表の内定選手12人を発表した。古賀紗理那(28)、石川真佑(24)らが順当に選出。今年3年ぶりに代表復帰した黒後愛(26)は落選し、東京五輪に続く2大会連続の五輪出場はならなかった。リベロは、小島満菜美(29)と福留慧美(26)の二人、山岸あかね(33・埼玉上尾メディックス)は12人のメンバーから外れたが条件を満たした場合に交替が可能な“13番目の選手”に選出された。

日本バレーボール協会は1日、都内で会見を行い、パリ五輪を戦うバレーボール女子日本代表の内定選手12人を発表した。古賀紗理那(28)、石川真佑(24)らが順当に選出。今年3年ぶりに代表復帰した黒後愛(26)は落選し、東京五輪に続く2大会連続の五輪出場はならなかった。リベロは、小島満菜美(29)と福留慧美(26)の二人、交替選手には山岸あかね(33・埼玉上尾メディックス)が選ばれた。

会見に出席した眞鍋政義監督(60)は13人目に選出した山岸を「献身的にチームのために働いてくれる。山岸しかいないという決断」と評価。「彼女の見えない力は我々日本チームが世界一結束して目標達成するためには必要な最後のワンピースである」と説明した。パリ五輪は、ネーションズリーグとは異なり、一度入れた交替選手を、戻すことができないことから、「13番目の交代選手枠が日本チームにとって最も効果的になる方法をスタッフ選手とともに話し合い検討した」と明かした。

リベロは小島と福留の二人を選出。「日本の女子バレーはディフェンスが生命線です」と眞鍋監督。「日本には数多く素晴らしいリベロがたくさんいますけど、福留、小島という二人のスペシャリストを使い分けながら世界と戦っていきたい」と話した。

東京五輪では10位だったが、ネーションズリーグでは主要国際大会10年ぶりとなる銀メダルに輝いた眞鍋ジャパン。「選手は最終的にこのネーションズリーグで銀メダルを取ったということが自信になった」と話し、「スタッフと選手で話をしながらメダルに挑戦したい」とパリ五輪へ目標を掲げた。

【メンバー13人(交替選手含む)】

■セッター
岩崎こよみ(35・埼玉上尾メディックス)
関菜々巳(25・日本バレーボール協会)

■アウトサイドヒッター/オポジット
林琴奈(24・JTマーヴェラス)
古賀紗理那(28・NECレッドロケッツ川崎)
石川真佑(24・イゴール・ゴルゴンゾーラ・ノヴァーラ/イタリア)
井上愛里沙(29・ヴィクトリーナ姫路)
和田由紀子(22・日本バレーボール協会)

■ミドルブロッカー
山田二千華(24・NECレッドロケッツ川崎)
宮部藍梨(25・ヴィクトリーナ姫路)
荒木彩花(22・SAGA久光スプリングス)

■リベロ
小島満菜美(29・NECレッドロケッツ川崎)
福留慧美(26・デンソーエアリービーズ)※退団発表

■交替選手
山岸あかね(33・埼玉上尾メディックス)

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