ロンドン五輪以来12年ぶりのメダル獲得へ 代表発表
グループB 日程
古賀紗理那 主将「『メダル獲得』の目標 胸を張って言っていく」
岩崎こよみ「家族や周りの人の支援で ここまで来ることできた」
注目
《日本代表 メンバー12人》
メンバーにはチームのキャプテンを務めるエースの古賀選手や、男子のキャプテン、石川祐希選手の妹、真佑選手などが前回の東京大会に続いて選ばれました。
さらに、2019年に行われた20歳以下の世界選手権で初優勝を果たした世代から山田二千華選手や荒木彩花選手などが選ばれたほか最年長、35歳の岩崎こよみ選手は出産、育児を経て初めてのオリンピック出場です。
眞鍋監督は「この時点で最強と思えるメンバーを選んだ。選ばれたメンバーには、これまでともに戦ったすべての選手の思いを背負い戦ってほしい」と話しました。これまで「まだ考えていない」としていたパリ大会での目標については「チームジャパンの一員としてメダルに挑戦したい」と意気込みを示しました。
パリオリンピックのバレーボールは男女ともに12チームが出場して4チームずつ、3つのグループに分かれて予選リーグを戦い、各組の上位2チームと3位となったチームのうち、成績上位の2チームが決勝トーナメントに進みます。女子の予選リーグは7月27日から始まり、世界ランキング7位の日本はグループBに入りました。
▽7月28日:ポーランド(4位)▽8月1日:ブラジル(2位)▽8月3日:ケニア(20位)()内は世界ランキング
キャプテンを務める古賀紗理那選手は「ここまでずっと戦ってきた選手たちの中から最終的に12人に絞られはしたが、選出されたメンバーはしっかりとみんなの気持ちを背負って戦うという思いをもって事前合宿から取り組んでいきたい」と話しました。そのうえで「国際大会の『ネーションズリーグ』が終わって再集合したときに、選手スタッフ全員でパリオリンピックに向けて『メダルを獲得する』という目標を胸を張って言っていこうと話をした。簡単なことではないが自分たちの目標を口に出しながら本番で思い切ったプレーができるように1か月間、しっかりと準備をして戦っていきたい」と意気込んでいました。
出産を経て、育児をしながら35歳で初めてのオリンピック出場をつかんだ岩崎こよみ選手は「子どもを育てながら競技に復帰すると決めた時には日本代表でプレーすることは想像もしていなかったし、復帰後も大変なことはたくさんあったが、本当に家族や周りの人に支えてもらいながら、ここまで来ることができた。オリンピックの舞台に立てるんだと思うとすごくうれしい」と話しました。そのうえで「アスリートはもちろん子育て世代のお父さん、お母さんに、周りに助けてもらいながら、こうやってバレーボールができている選手がいると知ってもらうことで『もっと人に頼ってもいいんだよ』とか、たくさんのことを感じてもらえたらいい」と話していました。
【セッター(2人):攻撃のかじ取りを担う】▽埼玉上尾メディックスの岩崎こよみ選手(35) チーム最年長、35歳で初めてのオリンピック代表入り。▽関菜々巳選手(25)はイタリア1部リーグでプレー
【アウトサイドヒッター(5人):力強いスパイクなどで攻撃の中心】▽ヴィクトリーナ姫路の井上愛里沙選手(29)◎NECレッドロケッツ川崎の古賀紗理那(28) ▽JTマーヴェラスの林琴奈選手(24)▽イタリア1部リーグでプレーする石川真佑選手(24)▽昨シーズンまでJTマーヴェラスでプレーした和田由紀子選手(22)
【ミドルブロッカー(3人):ブロックや速攻を担う】▽ヴィクトリーナ姫路の宮部藍梨選手(25)▽NECレッドロケッツ川崎の山田二千華選手(24)▽SAGA久光スプリングスの荒木彩花選手(22)
【リベロ(2人):守備専門のポジション】▽NECレッドロケッツ川崎の小島満菜美選手(29)▽デンソーエアリービーズの福留慧美選手(26)
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