サッカーJ2のヴァンフォーレ(VF)甲府は2日、成績不振などを理由に篠田善之監督(53)を同日付で契約解除し、後任の監督に大塚真司コーチ(48)が就任したと発表した。
篠田・前監督は地元の甲府市出身で昨年、VF甲府の監督に就任。昨季は8位でJ1昇格プレーオフ進出を逃したものの、J2のクラブとして初のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の1次リーグ突破を果たした。
しかし、今季は負傷者が相次いだこともあり、これまで6勝9敗7引き分けで勝ち点25の14位。J3降格枠の18位との勝ち点差はわずか3で、成績が低迷していた。
佐久間悟社長は「『流れを変え』同時に『修復と安定』を図りたい」と指揮官交代を決断した理由を説明する。
篠田・前監督は「ヴァンフォーレファミリーの皆様には感謝の気持ちしかありません。皆様をたくさんの勝利で笑顔にすることが出来ず大変申し訳ありませんでした」などとコメントした。
大塚・新監督は千葉県出身。ジェフユナイテッド市原や川崎フロンターレなどでプレーし、2022年からVF甲府でヘッドコーチやコーチを務めてきた。「篠田監督を支えきることができなかったことは本当に申し訳ない思いであります。チームの勝利のために、惜しみなく自らのサッカーへの思いを日々伝えていきたい」などとコメント。6日にホームでの徳島戦で、監督して初の指揮を執る。(豊平森)
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