日本視聴覚障害者柔道連盟は2日、都内で会見を開き、パリパラリンピックの柔道日本代表候補選手を発表した。J1クラス 48kg級の半谷静香(35)、J2クラス 73kg級の瀬戸勇次郎(24)、J2クラス 57kg級 の廣瀬順子(33)、J2クラス 70kg級の小川和紗(27)の4人が選出された。
東京大会までは障がいの程度に関わらず、体重別で競われてきたが、今年のパリ大会から障がいの程度によって2つのクラスに分けて行われ、それぞれのクラスで男女4階級ずつ実施される。
会見に出席したJ1クラス48kg級の半谷は4大会連続のパラリンピック出場を決めた。過去3大会は惜しくも表彰台に届かず「怪我をしてリハビリ期間に自分の身体と向き合ったことで、相手の動きが見えないけど見える感覚が一段階上がった。新しい自分の柔道ができるようになったので、自分の持っている力を全部出し切れれば優勝できる」と初のメダル獲得へ意欲を語った。
東京パラリンピック66kg級で銅メダルを獲得したJ2クラス、73kg級の瀬戸は、パリ大会ではクラス分けの導入により66kg級の階級がなくなった為、階級を上げて挑む。「階級が変わって苦労しながらも、自分なりに体を作り上げてきた。必ず金メダルを持って帰りたい」とウエイトトレーニングで6キロの増量に成功した瀬戸がさらにパワーアップした体でパリ大会を迎える。
夫婦そろってリオ、東京と2大会連続で出場したJ2クラス57kg級の廣瀬は、3大会連続の出場。今回、夫の悠さんはコーチとして支える。「悠さんは家族としてもコーチとしても心の支え。東京大会の3位決定戦で逆転された悔しさを晴らすためにパリでは金メダルを目指して頑張りたい」と夫と二人三脚で金メダルを狙う。
東京パラで銅メダルを獲得したJ2クラス70kg級の小川は海外遠征からの帰国の関係で欠席となった。
また、会見にはパリ五輪日本代表柔道選手団を率いる全日本柔道連盟の男子日本代表監督・鈴木桂治氏、女子日本代表監督・増地克之氏も出席。選手たちへ激励の言葉が贈られた。選手たちへ激励の言葉が贈られた。
パラ柔道は現地9月5日に開幕する。
【パラ柔道・パリパラリンピック日本代表候補選手】
J1クラス 48kg級 半谷静香(35)
J2クラス 73kg級 瀬戸勇次郎(24)
J2クラス 57kg級 廣瀬順子(33)
J2クラス 70kg 級 小川和紗(27)
※トップの画像は左から廣瀬順子選手、瀬戸勇次郎選手、半谷静香選手
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