パリパラリンピックの日本選手団は、旗手に男女1人ずつを起用する予定です。
男子は陸上の石山選手、女子は競泳の西田選手を起用する方向でJPCが最終的な調整を進めていることが関係者への取材でわかりました。

JPCはこれまで旗手とは別に主将を置いてきましたが、選手の負担軽減などからパリ大会では廃止することを決めていて、石山選手と西田選手が選手団の顔を担う形となります。

石山選手は24歳。陸上の三段跳びに打ち込んでいた高校1年生の時、進行性の目の病気の網膜色素変性症と診断され、大学4年生でパラ陸上の走り幅跳びに転向しました。

ことしの世界選手権で日本記録を更新する7メートル8センチをマークして銀メダルを獲得するなど、パラリンピック初出場でメダル獲得の期待がかかる若手のホープです。

西田選手は27歳。生まれたときから右足と左腕が短く、筋力トレーニングで左腕を徹底的に鍛え上げ、専門のバタフライの泳ぎを磨いてきました。

2大会連続の出場となるパリ大会を競技の集大成と位置づけ、初のメダル獲得を目指します。

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