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【UEFA EURO 2024】オーストリア代表 1−2 トルコ代表(日本時間7月3日/オリンピアシュタディオン・ベルリン)

「トルコのリオネル・メッシ」が眩い輝きを放った。トルコ代表のFWアルダ・ギュレルが相手2人を手玉に取るドリブルを披露したかと思えば、意表をついた約50メートルの超ロングシュート。「あそこまで視野が届いてるのすごい」「これぞトルコの至宝」とファンを歓喜させた。

【映像】密集ぶち抜き→超ロングシュートの一部始終

 UEFA EURO 2024ラウンド16でグループF2位のトルコ代表は、グループD1位のオーストリア代表と。初戦でゴラッソを決めてEURO史上最年少ゴール記録(19歳114日)を持つアルダ・ギュレルはこの試合でも先発出場すると、開始56秒には見事なコーナーキックで先制点の起点となった。

 さらに圧巻だったのが、19分のワンシーンだ。自陣中央でクリアボールを回収したアルダ・ギュレルは、迷うことなくドリブルを開始。オーストリア代表のマルセル・ザービッツァとニコラス・サイヴァルトンの2人に挟まれる格好となったが、それでもお構いなしにスピードを上げて抜け出す。

 そして、ハーフウェーラインの手前まで運んだところで、一瞬ゴール方向に目をやると次の瞬間には左足を振り抜いていた。約50メートルの超ロングシュートはゴールの枠を捉えきれなかったが、スタジアムが沸く一発となった。

 この豊かな才能を感じさせるワンシーンに、ABEMAのコメント欄では「力強いよな」「ナイスドリブル」「2人いてもお構いなし」「ドリブルでグイグイいくのいいね!」「シュート狙ってたな!」「あそこまで視野が届いてるのすごい」「これはトルコの若き至宝」など称賛の声が多く見られた。

 続いてアルダ・ギュレルは59分、まさにピンポイントの超絶的なコーナーキックからチーム2点目をアシスト。データサイト『Opta』によると、EUROの1大会でゴールとアシストを記録した3番目の10代プレーヤーとなったという。過去の2人はウェイン・ルーニー(イングランド)とクリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)で、このエピソードだけでも才能の大きさが窺い知れるだろう。

 トルコ代表は結局、2−1でオーストリア代表を撃破。日本時間7月7日の準々決勝ではオランダ代表と激突する。ここでもアルダ・ギュレルのパフォーマンスは必見だ。

(ABEMA/UEFA EURO 2024)

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