セ・リーグ首位の広島カープは、3位・阪神との3連戦の第2戦(3日)でした。“10度目の正直” で “鯉キラー” の 大竹耕太郎 攻略を目指しました。

先発は今シーズン、阪神戦初登板の 九里亜蓮 。自身、4連勝中の右腕は1回、いきなりランナーを背負いますが、2番・中野拓夢 を6-4-3のダブルプレーに。立ち上がりを無失点で切り抜けます。

しかし、2回、5番の 佐藤輝明 にホームランを許し、1点を追う展開となります。

阪神の先発は去年からカープ戦で無敗、9戦7勝の大竹。この日も完璧に抑えられて迎えた3回ウラ。九里の第1打席です。今シーズン、23打席ノーヒットの九里が8球連続でファウル。「なんとか前に飛ばそうと思った」と粘りながら、13球目をライト方向に打ちます。アウトになりますが、しっかりと気迫を見せました。

5回には2アウト・3塁・1塁のピンチ。ここはショート・矢野雅哉 が横っ飛びで九里を助けます。

カープは、そのウラのチャンスにさきほどファインプレーの矢野。待望のチーム初ヒットがタイムリースリーベースとなり、ガッツポーズ。同点に追いつきます。

ところが、直後の6回。ホームランを打っている佐藤。今度は逆方向への大きな当たりが風に乗り、スタンドへ。無念の勝ち越しを許した九里は、6回2失点で降板します。

九里亜蓮 6回 球数103 被安打8 奪三振4 失点2

7回から継投に入ったカープ。2番手は体調を崩していたハーンが再昇格後、最初の登板を無失点に抑えれば、8回の 黒原拓未 は2者連続三振。13試合連続の奪三振ショーで1点差のまま逆転劇へ希望をつなぎます。

しかし、阪神投手陣の前にわずか3安打…。3連敗で2位・阪神とのゲーム差は「2」に縮まりました。(広島 1ー2 阪神)

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