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 北海道日本ハムファイターズのキャッチャー・田宮裕涼選手(24)はプロ6年目の今年、大ブレーク。23日(エスコンフィールドHOKKAIDO)と24日(明治神宮野球場)に行わる「マイナビオールスターゲーム2024」に初選出されました。

■初のオールスターでは「奇跡を起こしたい」

ヒロド歩美キャスター
「オールスターに選ばれていかがですか?」 田宮選手
「まさか選ばれるとは思っていなかったので、本当にうれしいです。すごい奇跡を起こしたいなと。『まさか、ホームラン打っちゃう』みたいな。奇跡を起こしたいなと思います」

 笑顔がまぶしいプロ6年目の田宮選手。ここまで打率は、両リーグ2位の3割1分6厘をマーク。守備の要として、初の開幕マスクもかぶると、盗塁阻止率はなんと4割超え。リーグトップを誇っています。※7/2試合前時点

?ヒロドキャスター
「自分の強みは、どこだと思いますか?」 田宮選手
「一番自信があるのは、スローイング。強い送球、ボールが強いところかなと」 ?ヒロドキャスター
「ゆあビームですね」 田宮選手
「ゆあビームです(笑)」

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■本人が選ぶ…最近の「ベストゆあビーム」

■本人が選ぶ…最近の「ベストゆあビーム」

 ファンの間で、すっかり定着した「ゆあビーム」。

?ヒロドキャスター
「最近のベストゆあビームは?」 田宮選手
「一番良かったのは、楽天・小深田大翔選手を刺した時。投げた感覚は一番良かったです」

 5月26日の楽天戦の5回、1塁ランナーは楽天・小深田選手。去年の盗塁王に対して、田宮選手はドンピシャの送球でアウトをとりました。

 矢のような「ゆあビーム」を生み出すポイントは、どこにあるのでしょうか。

田宮選手
「右足の意識が強いかなと思います。捕って、右足を踏んで投げる体制に入る時に、右足が後ろに行かないように。捕った位置から右足が前か、その場になるように」

 田宮選手の右足の意識。それは、ボールを捕った位置より、前に出すことです。

 この意識が、送球へどんな効果をもたらすのか。元日本ハムのキャッチャー・鶴岡慎也さん(43)は、こう話します。

鶴岡さん
「右足を前、もしくはその場にステップするのは、ものすごく大事なこと。その意識を持つと、力をセカンド方向に発揮できる。反動も使えて、強い球が投げられる。左右へのブレがなくなる。良いところをしっかりと意識できている」

 右足に意識を置いてから田宮選手は、むだなく送球に力を伝えることができ、現在の盗塁阻止率につながっていたのです。

?ヒロドキャスター
「チームにとって“ゆあビーム”、どんな存在になりたいですか?」 田宮選手
「『ゆあビームがあれば大丈夫』と、ピッチャーに安心感を与えられるようになりたいです。チームを勝たせて、優勝に導けるキャッチャーになりたい」

(「報道ステーション」2024年7月2日放送分より)

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